自責

傷つくことを恐れ続けている。

 

誰もが人生の主人公とは言ったものだが、それならば私は出来が悪い。感情移入が難しいし、目を引くような大きな出来事も起きない。

 

ただ、湿っぽい臆病さや不安があるだけで、それらが生まれてきた理由がない。

 

感情には由来があるから美しいものだ。なにかを超えた先にあるものはいつだって魅力的である。

 

それらがない感情、それも淀んだ色をしたものに価値などない。

 

同情の余地が無い陰気な感情のやり場が無い。

 

逃げることも身の丈に合ってない、辛い顔をするな。戦ってるなんて大層な言葉も使うんじゃないよ。言うことをちゃんと聞きなさい。