なにか思い出せる気がするから

思い出せない。結局記憶は記憶だから、現実味のあるものしか頭の中には残っていない。今の心地よい陰気はちょっと強い感受性や想像力が刺激されているだけのことである。私の記憶には特別なものは無い。そもそもみんな無い。世界にはあるものしか無いのである。全てが由来があり証明できる。異端にすらも理由がある。そんなものである。なにかに触発されるくらいが私の限界である。全てが見えたフリがしたい。わからないことがわかりたい。言い訳が欲しいだけである。周りにならえないことにそれらしい理由が欲しいのである。醜いというだけの話である。

自責

傷つくことを恐れ続けている。

 

誰もが人生の主人公とは言ったものだが、それならば私は出来が悪い。感情移入が難しいし、目を引くような大きな出来事も起きない。

 

ただ、湿っぽい臆病さや不安があるだけで、それらが生まれてきた理由がない。

 

感情には由来があるから美しいものだ。なにかを超えた先にあるものはいつだって魅力的である。

 

それらがない感情、それも淀んだ色をしたものに価値などない。

 

同情の余地が無い陰気な感情のやり場が無い。

 

逃げることも身の丈に合ってない、辛い顔をするな。戦ってるなんて大層な言葉も使うんじゃないよ。言うことをちゃんと聞きなさい。

陰気な夢を見ている。

 

それは意外にも落ち着きがある。不完全であればあるほど、世の中を遮断すればするほど世界観が統一されて安心感がある。

 

明かりがついているのに薄暗い部屋の角を見るだけで夢が見れる。似た夢を浮かべることができる。完全体となったそれを愛しく思う。

 

ずっとこのままでいられればいいのに、それは叶わないからまだ明日が来ないで欲しいね。夢を見続けられる人に憧れるけれど、彼らが見ているのは夢なんかじゃなく彼らが築いてきた価値のある現実だ。

 

陰気な安心感を壊さないで、どうか脳をこのまま、愛しくも一時的な、コピー品の自分のままで。

季節を感じるあなたたちのお話

季節の匂いの話ができる人が好き。

 

季節の変わり目って本当に匂いが変わるんです。それが何の匂いなのかについては正直知識も興味も無いんだけど、季節という形と一緒に変化を見せてくれる街にワクワクする。そしてそれを共有して楽しめる感受性を持った人も愛しいと感じます。

 

あなたたちが季節の変化を感じたとき思い出すことはなんだろう。これから咲く花の色?今年こそは成し遂げたい目標みたいなもの?それとも過去の大切な思い出かな。

 

なんにしても、私たちの感情を動かしやすい季節というものに素直に感情を動かされる人ってなんか魅力的だよね。私自身も私のそういうところが好きだし。

 

あなたたちが季節に抱く感情がどんな色なのか、教えて欲しいんだ。季節が変わったらあなたたちがどんな気持ちになるのか、季節の変わり目が来るのが楽しみで仕方ないです。

愛しいみんなのお話

好きって気持ちは結局愛着とかそんくらいのものなんだって、わたしは思う。だからわたしはいつだって傍から離れないみんなのことを1番愛しています。

 

言っちゃえば傷ついたことの方が多くって、自分を傷つけたものを嫌う方が賢い生き方だってわかっているけれど、わたしを傷つけたみんながどんな愛しさを持ち合わせているのか考えただけでドキドキしちゃうんだよ。

 

結果だけを見ないっていうのはちょっとズルい大人の言い訳みたいだけど、それでもみんながどんな道を辿ってどんな気持ちを抱えてあの時私にナイフを向けたのか そんな考えてもわからないようなことを宝物みたいに感じます。

 

わたしは人が好き。

知っても知りきれないみんなが愛しくてたまらないのです。

 

【詩】天使のいない夜

翼の匂いがしない

 


秒針の音だけが響いて、それは私の痛みを癒すことはなく 時間の経過すらも教えてくれなかった

 


考える どんな色をしていたか どんな手触りをしていたか

 


考えても、考えても思い出せない 夜が終わらないまま 私は沈むことも浮かぶこともできない

 


独りになることを受け入れた私に 天使はもう現れないのだろう 無臭の部屋が痛いほどの証明だ

 

 

 

人間界で諦めを覚えた私に、もう誰も手を差し伸べない

 

脳みそ動かせよ

悩みを人に打ち明けると、考えすぎだよと言われます

 

そうか、私は考えすぎなのか。世の人はこんなこと考えずに生きているのか。そう理解することは出来るんですけども。

 

同時になあなあで生きてる人で構成されている世界に絶望します。

 

答えがあるかもしれない漠然とした悩みを抱えて解決策を見出した人がいないことにも、それらの悩みを抱えること自体がマイノリティなことにも気色が悪すぎて堪りません。

 

気分が悪くて続きが思いつきません。今日はここまで。